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2016年4月28日 (木)

キエフの清々しさを実感

バクーのヘイダル・アリエフ空港は小さいながらもピカピカ。乗継時間が1時間ちょっとしかなく乗継カウンターの人に聞いたら、一旦入国して発券してもらう必要があるけど、この時間はビザの窓口が開いていないとのこと。ここまで来てそんなーと思いながらもWi-Fiが入ったので、ウクライナ国際航空のアプリをダウンロードし、オンラインチェックインしたらいいですかと聞いたが、紙の航空券でないとダメとのこと。そこに座って待っていろと言われるが出発時刻の5:00まで残り10分になってしまったので、もう無理なのかなとあきらめかけていたら、なんとチケットを届けてくれた!出発が1時間遅れていたため、余裕で乗ることができた。こうしてなんとかキエフに朝7:30頃到着。ウクライナの入国はカウンターが多くスムーズで、ATMで現地通貨のグリブナを引き出し、322番のバスで60グリブナを払ってキエフ駅へ。途中までは順調に走ったが、途中の通勤渋滞で1時間15分ほど掛かり、最初の目的地ペチェールスカ大修道院よりも国鉄沿いに走って9:15にキエフ駅西口正面に到着。途中で地下鉄に乗り換えたほうが朝は早いかもしれない。駅に入るとすぐに手荷物預かり所があったので、荷物を預け東口に出て地下鉄でアルセナリナ駅まで行き徒歩でペチェールスカ大修道院に向かう。駅からトロリーバスで行くこともできるが待っている間に着いてしまうだろう。正面入口からしてウクライナらしい雰囲気の建物を実感。
ペチェールスカ大修道院の聖三位一体教会
展示物はスキタイの黄金の首輪などずらりと金の宝飾品が見られる歴史文化財博物館が圧巻。残念ながら写真撮影はできない。その後、入らなかったものの地下墓地の入口まで行って折り返し、民族装飾美術博物館を見学して回る。
ペチェールスカ大修道院のウスペンスキー大聖堂
外に出たところで紫色の美しい柄の手織物があったので、思わず500グリブナ(約2,000円)で購入。先ほど空港のATMで引き出した分がなくなってしまったので、地下の商店街のATMで、2,000グリブナを引き出した。地下鉄で1駅戻って独立広場へ。ウクライナの地下鉄もやはり深いので、短い駅だったら地上を歩いたほうが早いかもしれないが、アルセリーナ駅からフレシチャーチク駅までは結構長いので、往復2枚分のジェトンをあらかじめ買っておいた。独立広場に着くとソフィア大聖堂が見えたので、今日は木曜日だから休みだけど外からでも見ておこうと思い、向かってみるとなんとラッキーなことに開いていた。
ソフィア大聖堂
さっそく中に入ってみて1周し、鐘楼が意外と高く真ん中が吹き抜けになっているので、なかなか怖い。でも上からの眺めは素晴らしく聖ミハイルの黄金ドーム修道院がよく見え、次の目的地が決定。下まで降りて教会を出るとイースターが近いということもあり、広場では色とりどりの卵が展示されていた。聖ミハイルの黄金ドーム修道院も正教会らしい色の美しい教会。
聖ミハイルの黄金ドーム修道院
広場や街中は多くの人がいて平和そうな雰囲気だが、教会の中は観光客が少なく、邪魔な人が写らないのはいいのか悪いのか...。また、広場の人々を見ていると秩序ある生活を楽しんでいる感じでこの国は素晴らしいと感じる。さらに足を延ばして最もウクライナらしい教会の1つアンドレイ教会に行ってみたが、残念ながらここは改装中。フランスやドイツの教会と違って美しいカラーを保つためには、定期的に塗り直しが必要なのだろう。そんなこともあってかアンドレイ坂周辺は特に土産物や絵画を売る露店が多いのだが、観光客もほとんどいない。そんな中を歩くと普通はしつこい売り込みに付きまとわれるのだが、ここではそういうことが全くなく安心して歩くことができた。ソフィア教会を通って、モンゴル帝国時代にバトゥが入城したという黄金の環という復元砦を通って、ウラジミール教会へ。黄色と青い屋根のコントラストが美しい。
ウラジミール教会
キエフ大学の隣の公園にオパナスというレストランがあり、ボルシチ、うさぎ肉と麺が入った料理を注文したがなかなかおいしかった。市内から少し離れたところにある野外博物館にも行こうかと思ったが、徹夜の移動と観光でさすがにギブアップ。キエフ駅まで歩いて12番カッサ(切符売り場)でネット予約しておいた切符を発券してもらった後、駅舎の2Fにある喫茶店でくつろぐことにした。天井がなかなか立派。
キエフ駅
チェルニウツィ行きの夜行117列車ブコビナ号が出るのは、20:05でかなり時間があり持て余してしまった。跨線橋から乗車できるのは2番線からで東口まで全部の番線を確認したが117番列車の案内がないと思ったら、さすがに看板列車だからか1F駅舎からそのまま乗車できる1番線に入線していた。ウクライナの今の時期は朝は6時くらいから明るいが夜も20時でもかなり明るい。各車両に担当の車掌さんが乗車しているという贅沢な感じで検札が来ると切符を車掌さんに預けるという不思議なスタイルで、旧ソ連らしく熱い紅茶(6グリブナ)を持ってきてくれる。確保した席は1等寝台で1コンパートメントに2名定員。向かい側のおじさんは物静かな方ではあるが英語をしゃべることができ、チェルノブイリ原子力発電所で26年間働いていたそうで、日本にも2回原発を見に行ったことがあると言っていた。チェルニウツィ出身でこれから帰るそうだ。それにしても横になったら、かなり激しくガタンと揺れるところがあり、脱線しないかと不安になるところもあり、全く眠れなかった。

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