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2016年5月 2日 (月)

スルデシュティのお祭り~ウクライナのリヴィウへ

朝食をいただきながら道路を見ていると、そこそこ車が通る。Udatoriulというお祭りがあるスルデシュティまでタクシーを呼んでもらうにもそれ程距離がない上に山の上まで来てもらうのもと思いながら、ヒッチハイクをさせてもらった。学校の先生という家族連れの方でお礼に扇子をプレゼントして、無事スルデシュティの木造教会に到着。日本語版のWikipediaは間違っているのだが、なんとここは世界遺産にも登録されている教会だった。
世界遺産スルデシュティの木造教会
木造教会の内部
9時頃着いた時にはまだ人が少なかったが、イタリアやオーストリアから来たという外国人の観光客、地元の人も続々と集まり、お祭りがスタート。みんな民族衣装で実に華やか。結構違う衣装を着ている。
民族衣装を来た人たち
どんどん人が集まってくる
めちゃかわいい
順番に教会に入って出てくる
教会前に集まりいよいよフィナーレ
11時過ぎには日本人のツアーも来て、12時過ぎに教会は解散。続いて音楽とダンスが始まり、1kmほど先のイベント会場まで練り歩き、今度は薪割りして、馬車が走り出す。
イベント会場まで練り歩く
薪を割ってフォークダンスがスタート
13:30になりシゲットから遠く離れたバイヤ・マーレ近くなので時間的にソロトヴィノ-1駅17:25発の列車の時間も心配になり、練り歩きで止まっていた車の運転手さんに交渉して、シゲット行きのバスが通るバイヤ・スプリエまで乗せてもらった。そしてバイヤ・スプリエのバス停前で地元の人にシゲット行きのバスを聞いたら、今日はないとの一言!これも後でわかったがイースターで運休だったらしい。仕方ないので、ここでもヒッチハイクを試みるが、シゲットまでは行かない車のようで、たまたま通りかかったタクシーを捕まえることができ、ラッキーだった。途中通りかかったマラ村の滝があるところの魚がおいしいらしく、たくさんの車が停まっていた。シゲットまでは60kmあり、メーターは使わず100レイと少し安めで乗せてもらえた。それにしてもシゲットの町もイースターのため、初日と違い店や銀行も全く開いておらず、人もまばら。逆に町の入口のムゼウルイ通りは露店があるのか人がいっぱいだった。結局残ったレイを両替できず、そのまま国境へ。(後日ウィーンの空港で両替できた。)審査官も今日は相当暇なのかみんなでおしゃべりしていた。ウクライナ人の男性2人組がこれからウクライナに戻るそうで、親切に駅まで乗せてくれるというので、そんなに距離はないのだが、ウクライナ側に置きっぱなしにしてあった車に乗せてもらった。ウクライナ側も今日はお店がすべて閉まっており、飲み物も買えない。鉄道職員の人は駅舎でおいしそうにコーヒーを飲んでいるのだが、残念ながら喫茶店ではなかった。そして驚いたのはこの駅から乗る人は数人しかいなかったが、なんと隣の男性は日本人!これまで何度もルーマニアには来ていて、バスはイースターで運休だったので、シゲットまで列車で来て、これからモルドバを回るとのこと。
ソロトヴィノ-1駅に停車中の列車
リヴィウ行きの列車の乗車が始まり、定刻に出発。やはりかなりノロノロ。木造教会が有名なフーストまでで2時間も掛かるが対岸のルーマニア側で有名なサプンツァの陽気な墓まではシゲットからタクシーで20分くらいしか掛からない。列車は昔よく乗った急行銀河のB寝台のような感じで、途中からウラジミールさんとオクサナさん夫婦、フーストからもうひとり別なオクサナさんが乗ってきた。皆結構若く、女性1人でもこういった寝台に乗ってしまうのもちょっと驚き。夫婦のほうのオクサナさんはまさにウクライナの体操選手のような顔立ち。実家がワインを作っているそうで、発酵したてのジュースのようなワインを飲ませてくれてなかなかおいしかった。ウラジミールさんはパラパラ漫画的なアニメーションを作っているそうで、日本というとやはりナルトのイメージらしい。東京の人口は2000万人というとそれはウクライナ全体の人口と同じくらいと驚いていた。外国の人で興味があるのが宗教で、結構聞かれることが多い。仏教は知っているが神道は知らないというので、800の神がいてギリシャ神話とよく似ているというと、一番好きな神様は?というので、太陽の神アマテラスは宮崎県に住んでいて、因幡に住んでいる白兎が好きかなというなどをした。葬式は仏教、結婚式はキリスト教、新年は神道と使い分けている不思議な民族ということについては、外国人からは信じられないことだと思うが、それについては何も言っていなかった。ちょうど次の駅で15分くらい停まって売店で買い物ができるというので案内してもらった。今日はどこも店が皆閉まっており、飲み物がすごく欲しかったので、ありがたい。彼はチョコレートなども買ったので、大統領ポロシェンコのチョコレートか聞いてみたが、ロシア産のものだった。日本の抹茶キットカットと交換してみて食べてもらった、おいしいとのこと。列車はGPSを見ているとハンガリー、スロバキアとの国境沿いを通って、リヴィウに向かっており、かなり遠回りしている。オクサナさんが名前を日本語で書いてほしいというので、「奥佐奈」と書いて日本ぽい名前だとと伝えたら、そうなのと驚いていた。ウラジミールはかなり迷ったが「裏路見」と書いてあげた。ウクライナの人たちといろいろ交流できて夜行寝台が予想外に楽しく過ごせた。

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